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DLiteでOS X上にDockerの環境を構築する

2016.02.22 docker

DLite をインストールしたので、そのときのメモ。

DLiteとは

OS XでDockerを使えるようにやつ。内部ではxhyveを使っていて非常にコンパクト。

作業環境

  • DLite 1.1.3
  • OS X El capitan 10.11.3

インストール手順

brew install dlite
sudo dlite install # CPUやディスクサイズなどのオプションは`-h`で確認可能

おしまい。

内部では以下が行われる:

  • /etc/sudoersdlite,nfsコマンドをパスワードなしでsudoできるようにする設定を追加
  • ~/Library/LaunchAgents/local.dlite.plistに起動設定を配置
  • ~/.dliteに起動イメージをダウンロード

起動

Tmux内で起動しようとするとエラーになるので、必ずTmux外でやること。

dlite start

問題がなければ以下が加えられる:

  • /var/run/docker.sock にソケットファイルを作成
  • /etc/hosts にdliteへの参照を追加 (デフォルトは local.docker。インストール時のオプションで変更可能)
  • /etc/exports にDLite側のホストへのNFSマウントする設定を追加
  • ~/Library/LaunchAgents/local.dlite.plist をロードし、自動起動するように設定

うまくいっていれば、docker -H unix://var/run/docker.sock(export DOCKER_HOST=unix:///var/run/docker.sockで指定も可)でdockerが使えるようになる。

もしうまくいかないようなら、sudo dlite daemonでコマンドラインから実行して原因を突き止める。とくに、NFS周りのコンフリクトが起きていないかを確認。

まとめ

ホストと仮想環境の間がシームレスにつながってcoLinuxっぽさがある。こういうすっきりしたツールは楽しい。

追記

2016-05-08: 現在はDocker for Macを利用している。osxfsでファイルシステムのイベントが連携できて便利。

参考